
でんさいは2008年頃開始されたサービスですが、まだ勝手がわからず、どのようなメリットがあるのかよくわからないという企業は多いです。
そこで、ここではでんさいに関するよくある質問や疑問点をQ&A方式で紹介していきたいと思います。
A.支払期日当日に即資金化できます。
従来の手形の場合、支払期日に振り込まれると、翌日の銀行営業日以降に資金化され、使用することができました。そのため、振り込まれても若干のタイムラグがあり、急いでいるときには若干不便でした。
しかし、でんさいの場合は原則として支払期日中に口座に現金が入金されるため、当日から現金化し、利用することができます。しかし、期日0時きっかりに利用できるというわけではありません。
入金時間は債務者の資金状況や債権者及び債務者の窓口金融機関の手続き状況によって変動します。
A.6ヶ月以内の支払不能2回で取引停止処分がくだされます。
取引停止処分がくだされた場合、手形交換所の加盟金融機関が2年間取引不可になります。これは従来の手形と同じ処分であり、でんさいでも同様の処分がくだされます。
もし、あなたが債権者であり、取引相手である債務者に支払不能処分がくだされるのを避けたい場合は期日延長の手続きを取ることで、期日を延長できます。
しかし支払期日の7営業日以前までの申請が必須になり、その期日をすぎると変更は不可となります。
なお、もしこれが1対1ではなく複数の相手に支払わなければならない場合、利害関係者全員の書面による変更記録の請求をしなければなりません。
A.最短で30分以内です。
事前に与信審査や見積もりをしておけば、でんさいの譲渡依頼をした後10分程度で入金されます。そのため、当日に現金化申し込みを行い、当日に現金化が行えます。
従来の手形の場合、現金化には早くても1時間程かかります。さらに、郵送での手続きの場合、早くても1日ほどかかります。
でんさいの強みは、物質ではなく情報を媒体として資金のやり取りができるということです。従来の手形は手形そのものが必要なため、手続きには様々な手間がかかります。
しかし、でんさいは極端にいえばパソコンさえあれば簡単に利用できます。そのため、現金化もスムーズかつ素早く行えるため、急な事態にも対応できます。
しかし、パソコンの使用OSやブラウザによってはでんさいサービス非対応である可能性もあり、パソコンのセキュリティが脆弱な場合ハッキングによって情報が漏れてしまう可能性があります。
そのため、でんさいを利用する場合は使用するパソコンのセキュリティや使用OSなどを事前に確認し、問題ないかどうかを事前にチェックしましょう。