でんさいを導入する企業は増えていますが、まだ検討中だというところも多いでしょう。そこで、企業の方々からの良くある質問を以下のQ&Aにまとめてみました。
でんさいの利用方法やセキュリティー面についての疑問をお持ちなら、きちんと理解しておくことが大事です。でんさいを利用するためには、どのような条件が必要なのか、どこで利用できるのか、料金や利用できる時間帯など様々な規定があります。また、でんさいを導入した場合のセキュリティー対策についても知っておくべきです。
疑問点をきちんと解決しておくことで、安心してでんさいを利用できます。でんさいの導入をご検討されているなら、以下のQ&Aをぜひ参考にてみてください。
でんさいを利用したいと思っても、でんさいというサービスをしっかりと理解していないと利用することはできません。例えば、誰でもでんさいを利用できると思っている人。残念ながら、この理解は間違いです。でんさいは、業者自体が定めている条件を満たしていなければサービス提供をしてくれません。日本国内に住んでいること、法事企業であることや個人事業主であること、金融機関に決済用の口座を持っているなどです。
他にも、サービスを利用する上で理解をしておかなければならないことは沢山あります。「でんさいは“でんさいネット”に参加している金融機関でなければならない」「取引したいと思っている企業、個人事業主もでんさいネットを利用していないといけない」など。
これに加えて、利用料金は金融機関によって違うことや、サービス利用することができる日時、曜日なども理解をしていかなければならないわけです。自分自身のライフワークとサービスが利用できる時間がズレていたら元も子もありませんから。ともあれ、色々と理解をしないといけないことは多いですが、難しい話は一切ありませんので、肩の力を抜いて勉強をしていきましょう。これをした上で初めて申し込むをすることができます。
でんさいは、基本的にネット環境がなければサービス提供をすることができません。そこで気になるのがセキュリティ。情報漏えいなど度々世間を賑わすネットのセキュリティ問題ですが、お金を扱う以上、ここはしっかりとしておいてもらわないと困ります。では、でんさいはどのようなセキュリティ対策をしているのか?を説明していきます。
簡単にいえば、金融情報システムセンターが定めた安全対策基準に基づいたシステム運用をしているため、リスクが限りなく小さいです。どうしても人が作ったものなので100%安全ということは言えませんが、それでも、過去に不正アクセスされたことはなく、しっかりとセキュリティ対策を行っていると言えます。
不正アクセスは問題なくても、自然災害など不確定な事象でシステム異常が起こってしまうかもしれません。この場合でもしっかりとセキュリティ対策をしているのか?と心配にもなってしまいます。こちらも安心して下さい。災害などシステム異常になってしまったことのことを踏まえてシステムを作っているため問題ありません。データは普段からバックアップされているため、でんさいデータがなくなってしまって大きな損害を受けてしまうということもないと言えるわけです。つまるところ、でんさいはセキュリティ対策をしっかりと行っているため問題ないということです。
でんさいのメリットは手形や売掛金よりも素早く現金化することができるということ。とは言え、どのような方法で、どのような手順で現金化することができるのか?と具体的な方法が分からないという人も多いかと。
まず知っておきたいのは、でんさいで受け取った決済資金は、どれくらいで現金化することができるのか?という点。支払期日当日に即現金化することができます。手形の場合だと、翌日の銀行営業日に処理されることになるため、どうしてもタイムラグが出てしまいます。休みを挟んでしまえば更にタイムラグが大きくなってしまうことは容易に想像することができます。そのラグが限りなく少なくなっているのが、でんさいというわけです。
では、債務者が期日までに資金が用意できなかった場合はどうなるのか?結論から言えば、6ヶ月以内の支払い不能2回で取引停止処分となります。後の処理は、従来ある手形と同じ処分となります。とはいえ、いきなり停止処分となるわけではなく、しっかりと手続きをとれば、期日を延長することも可能。こちらも従来の手形と同様です。
ともあれ、現金化は最短で30分でできるなど、とにかくスピードが最大の売りですが、サービスの本質の部分は、停止処分などで理解することができます。
でんさいに限らず、ネットを使ったサービスになると、どうしてもセキュリティ対策の話になってきてしまいます。そして専門用語が飛び交って何を言っているのか全く分からない状態になってしまうのが現状です。でんさいも「ブロックチェーン」という技術を使って、セキュリティ対策をしています。では、このブロックチェーンとは何か?について、わかりやすく概要を説明します。
一言で言ってしまえば、でんさいを利用している同士で監視するということです。ユーザ同士でデータが合っているのか?を確認しあって、第三者に情報が変えられてしまうことを防ぐわけです。これをシステムが代わりに行っていると理解して頂ければ結構です(あくまでも誤解を恐れずに噛み砕いた説明であるため、少々強引な説明であることはご了承ください)。
とにかく頭に入れておいて欲しいのは、でんさいはブロックチェーンという技術で情報を強固に守られているということです。ただ、データが正しいのか?(整合性が取れているのか?)を確認するまで時間が掛かってしまうなどの課題もまだまだあります。発展途上の技術ではありますが、期待が大きいということも合わせて頭に入れておいておくとよいかと思います。