
新たな決済方法として注目を集めているでんさい。でんさいを取り入れたい!とお考えの方のために、でんさい導入の流れとそれに関する注意点をご紹介いたします。
でんさいを導入する前に決めておきたいのが、依頼先です。銀行とでんさい割引業者、どちらに依頼した方がいいのかをチェックしてみましょう。
まずは銀行のでんさいについて。銀行のでんさいは割引率が低く、割引を依頼する人からすると一見お得に見えます。しかし、銀行では審査が厳しく、その結果がわかるまでに時間がかかるケースもあります。
スピーディーな取引ができるのがでんさいの魅力なのに、審査に時間がかかってしまっては本末転倒ですよね。また、審査結果によっては取引を拒否される可能性もあります。
一方で手形割引業者は、割引依頼人よりも手形振出人を厳しくチェックします。そのため銀行で取引を拒否された依頼人でも、割引業者を利用することで取引ができるようになります。
またその審査もスピーディー。急いでいる、過去に銀行で取引を断られたという方は、割引業者を利用してみましょう。
でんさいは最近徐々に注目されてきた取引方法です。従って、どんどん新しい業者がでんさいに参加するようになりました。中には怪しい業者や信頼度に欠ける業者もあります。業者選びに迷う方も多いのではないでしょうか?
でんさい業者選びで確認したいポイントは以下の3つです。
(1)経営期間
不安だという方は、とにかく長い間経営している業者を探してみましょう!長年運営が続いている業者ということは信頼度も高く、多くの経験や実績がある証拠。でんさいを初めて利用する方の相談にも親身に乗ってくれることでしょう。
(2)取り扱っている範囲
でんさい業者をチェックしていると、割引率を大々的に宣伝している業者を多く見かけます。しかし、この割引率だけで業者を選んでしまわないようにしましょう。割引率は低いものの保証料などを請求したり、上場企業のみと取引をしている可能性もあります。
割引率よりは、小さな会社や個人事業とも取引をしてくれるのか、その取り扱い範囲に注目することをおすすめします。
(3)店舗の雰囲気
この業者にお願いしたい!という業者をある程度絞ることができたら、店舗へ直接出向いて話を聴きに行きましょう。でんさいはネット上で取引ができるのでわざわざ店舗へ出向く必要はないと思うかもしれませんが、その雰囲気を知ることでより安心してお願いすることができます。
店舗の雰囲気に違和感を覚えるようなら、他の信頼できる業者を選びなおすこともおすすめします。
でんさい業者を決めたら、早速契約です。しかしその利用条件はでんさい業者によって様々。自分が選んだ業者の条件をよく確認しましょう。
利用条件は様々ありますが、法人や個人事業主、公共団体など、個人での契約ではないこと、業者が指定する金融機関の口座を持っていること、暴力団やその関係者でないことなどがあります。
また、業者によって営業時間も違いますので、あらかじめ自分の行う業務に支障が出ない業者を選ぶことも忘れないようにしましょう。
店舗で直接でんさいについての説明を受けたら、必要書類を記入して提出です。その後審査が行われ、審査に通った場合はその通知が届きます。審査には1週間から2週間程度かかる業者が多いです。
届いた通知書にはでんさいを利用するためのログインIDやでんさいネットの利用者番号などが記載されています。大切に保管するようにしましょう。
ログインして指定の手続きを踏めばサービスの利用を開始することができます。